チーホウ(地和)は、子のときに第一ツモでアガることで成立する役満です。
配牌でテンパイしていなければならないので、その難易度の高さが伺えると思います。
完全に運で決定する役で、出現率は約0.00049%とかなり低いです。
条件自体は簡単なので、すぐに覚えることが出来ると思いますが、いくつか注意する点もあります。
この記事ではそんなチーホウの基本や注意点を詳しく解説していきます。
チーホウのアガリ形
チーホウ(地和) | |
役満 | 門前のみ |
チーホウの基本条件
チーホウは自分が子のときに、第一ツモでアガることで成立する役満です。
アガリの形が基本形の4メンツ1雀頭の形であれば、他に役が無くてもアガることができます。
正確に言うと、チーホウとういう役がつくのでアガることができます。
また、4メンツ1雀頭の形でなく、七対子の形や、国士無双の形でもチーホウは成立することも覚えておきましょう。
自分の第1ツモまでに鳴きが入ると成立しない
チーホウは配牌でテンパイしていたとしても、自分の第1ツモまでに鳴きが入ると成立しません。
鳴きがない純粋な第1ツモにのみ地和が成立することを覚えておきましょう。
また、ダブルリーチも同じく鳴きが入ったら成立しません。
配牌でテンパイだったとして、自分の前に鳴きが入るとチーホウのチャンスもダブルリーチのチャンスも無くなってしまいます。
もしアガリ牌をツモってきても役はツモのみ、アガリ牌でなかった場合リーチをかけても、ダブルリーチでなく通常のリーチとなってしまいます。
暗槓が行われた場合も成立しない
自分の第1ツモの前に暗槓が行われた場合も、チーホウのチャンスは無くなってしまいます。
通常暗槓は鳴きには入りませんが、チーホウの場合は無効です。
また、自分の第1ツモで暗槓を行い、ツモってきた嶺上牌がアガリ牌だった場合もチーホウは成立しません。
テンホウ(天和)とレンホウ(人和)と間違えやすい
チーホウは子のときの第1ツモでアガることが条件の役満ですが、「テンホウ(天和)」と「レンホウ(人和)」という似ている役があります。
チーホウとテンホウ違い
チーホウが子の第1ツモでアガるのに対し、テンホウは「親の配牌時に既にアガっている」ということが条件です。
チーホウと同様に出現しにくい役ですが、出現率は天和のほうが遥かに低く、チーホウが「約0.00049%」なのに対しテンホウは「約0.000003025%」です。
テンホウのほうが160倍以上出にくくなっています。
チーホウとレンホウの違い
レンホウは子が配牌でテンパイしているときに、自分の第1ツモよりも前の打牌でロン上がりすると成立します。
レンホウはローカル役なので採用していないルールが多いので注意しましょう。
チーホウと同様に鳴きが入ると無効となります。
チーホウは他の役満と複合し得る
役満は役満以外の通常役と複合せず、ドラが乗ることで翻数が上がることもありません。
しかし、役満同士の複合は認められ、ダブル役満、トリプル役満と成ります。
チーホウは他のあらゆる役満と複合します。
配牌でいずれかの役満をテンパイ、第1ツモでアガることができればチーホウと複合してダブル役満となります。
まとめ
第1ツモをするときは、まだ理牌している途中のときもあるので、テンパイを見逃さないよう注意が必要です、
- 自分が子の時に成立する
- 配牌でテンパイしている
- 自分の第1ツモの前に鳴きがない
- 第1ツモでアガリの形になる
以上がチーホウの条件なので、きちんと覚えておき、見逃さないようにしましょう。