サンショクドウジュン(三色同順)の基本条件を解説！鳴くと1翻さがる喰い下がり役です【麻雀】

サンショクドウジュン(三色同順)は萬子・筒子・索子の3種類それぞれの数牌で同じ順子を作ることで成立します。

文字通り、3種類の牌を「色」に見立てて、三色の牌で同順(同じ順子)を作るという意味です。

略して「サンショク」や「サンシキ」と呼ばれることもあり、喰い下がりはありますが鳴いても成立します。

この記事で車、そんなサンショクドウジュンの基本や注意点などを詳しく解説していきます。

サンショクドウジュンのアガリ形

サンショクドウジュンは、萬子・筒子・索子のそれぞれで同じ数の順子を作ることで成立する2翻役です。

鳴いて作ることもできますが、その場合は1翻役に下がります。

例えば、

上記は「234」のサンショクドウジュンが確定している、「」待ちのテンパイですが、「」を鳴いているため1翻に下がってしまいます。

このように、サンショクドウジュンを構成する牌以外の部分を鳴いていても喰い下がりによって1翻に下がるので注意してください。

サンショクドウジュンは鳴いても成立する役ですが、フリテンに注意してください。

例えば、

この状態は「」「」待ちのテンパイですが、「」をツモっても役なしでアガることはできません。

もし「」をツモったり、他家が打牌したりするとフリテン状態(他家が打牌した場合は同巡内フリテン)となり、「」を他家が打牌してもロン上がりすることができなく、自分でツモアガリを目指すしかなくなってしまいます。

こういった状況にならないようにしっかり考えながら打ちましょう。

似たような役に「サンショクドウコウ(三色同刻)」があります。

サンショクドウジュンとの違いは文字通り、「同じ順子」か「同じ刻子」かの違いです。

サンショクドウコウは萬子・筒子・索子の3種類それぞれの同じ数牌で刻子を作ることで成立します。

鳴いても成立す役で喰い下がりもありませんが、なかなか出づらい役です。

通常「サンショク」や「サンシキ」とうとサンショクドウジュンのことを指し、サンショクドウコウは略しません。

同じサンショクですが、全く違う役なのできちんと覚えておきましょう。

サンショクドウジュンの役は「配牌時にサンショクを構成する牌が6枚以上ある時」に狙うと良いでしょう。

例えば以下のような配牌です。

「2・3・4」のサンショクを狙えそうですね。

配牌が良くても、その後のツモの流れや、他家の手の進み具合などを見て判断しなければなりません。

サンショクばかりに固執せず、受けを広く見て臨機応変に対応しましょう。

また、サンショクは主に順子で構成される役なので、つかう牌の種類が多くなり、リーチをかけた場合、裏ドラが乗ることに期待できます。

鳴いても役はつく喰い下がりの役ですが、なるべく門前で進めて高得点を狙うのが良いでしょう。

麻雀の基本的な役、「リーチ」「タンヤオ」「ピンフ」と相性が良いので、一緒に狙って高得点を目指しましょう。

同じ順子を2組つくる「イーペーコー」も複合しやすいので、チャンスがあれば意識して手を進めましょう。

サンショクドウジュンを絡めた綺麗な跳満です。

リーチをかけて、裏ドラが乗れば倍満まで届く手ですが、ダマテンでも跳満は確定なので無理してリーチをかけるかは臨機応変に判断しましょう。

小説家の阿佐田哲也氏は「配牌を見たらサンショクを探せ」という言葉を残しています。これはサンショクをどこで作るか考えながら打牌しろ。という確率的に優位な考え方です。

しかし、最近の麻雀は赤ドラの存在があり、スピードが重視される麻雀に変わってきています。サンショクは比較的手が進むのが遅い役なので、近代の麻雀のスピード重視の手作りに対応しづらいです。

そう入っても「タンヤオ」「ピンフ」の重要な役との相性はいいし、リーチ後の裏ドラにも期待できるので疎かにしてはいけません。

なんと言ってもサンショクドウジュンを綺麗に上がることが出来るととても気持ち良いです。

サンショクドウジュンのポイントである、

以上を意識しながらサンショクドウジュンをしっかり使いこなせるようになりましょう。