リューイーソウ(緑一色)は文字通り、緑色の牌である「」「」「」「」「」「」の6種類のみで手牌を構成すると成立する役満です。
英語だと「オールグリーン」と呼ばれる麻雀の役の中で最も美しい役のひとつでしょう。
鳴いても成立する役ですが、出現率は約0.0014%と、かなり難易度の高い出にくい役です。
この記事ではそんなリューイーソウの基本や注意点を詳しく解説していきます。
リューイーソウのアガリの形
リュウイーソウ(緑一色) | |
役満 | 鳴きOK |
リューイーソウの基本条件
リューイーソウは6種類の緑色の牌のみで手牌を構成すると成立する役満です。
「」「」「」「」「」「」の6種類のみ使用することができ、すべての牌を使用する必要はありません。
すべて緑色の牌ですが、使用する牌によっては違う色も混ざっている場合があるので上記6牌はきちんと覚えておきましょう。
この6種類で順子を構成できるのは「」「」「」のみなので、「」「」「」は刻子にしなければなりません。
リューイーソウを狙うのなら、対子が多い以下のような配牌のときに狙いましょう。
ホンイツかチンイツを意識しながら進めると良い
リューイーソウが狙えるような配牌であっても、決め打ちせずに他の役への手変わりも考えながら打つのが良いです。
具体的にはホンイツやチンイツの染め手も頭に入れておきましょう。
いくら配牌でリューイーソウが狙えそうであっても、その後リューイーソウの有効牌を都合よく引いてこれる保証はありません。
決め打ちせずに場をしっかり見てホンイツや清一色への手変わりも考えながら打てばリューイーソウはアガれなくとも、それなりの高得点を得られる可能性があります。
両面待ちのリューイーソウテンパイは安目に注意
上記手牌は「」と「」の両面待ちテンパイですが、「」の場合は喰い下がりホンイツのみの安手になってしまいます。
「」を見逃した場合はフリテンとなってしまうので注意しましょう。
他家が「」を切った場合、見逃しても同順内フリテンとなるだけなので、一巡すればフリテンは解除されます。
しかし、「」をツモった場合ホンイツのみを見逃すと、完全なフリテンとなり、ツモアガリしかできなくなります。
もちろんフリテンでリューイーソウを狙うのも作戦ですが、アガれなければ元も子もないので流れや場をしっかり見極めましょう。
リューイーソウは發が無くても成立する?
勘違いしがちな間違いですが、リューイーソウは「發」がなくても基本的には成立します。
しかし、ローカルルールでは發がないとリューイーソウとしないルールもあるので確認したほうが良いでしょう。
リューイーソウで使用可能な6種類の牌は「」「」「」「」「」「」ですが、この内のすべての牌を使用する必要はありません。
上記テンパイは「」「」リューイーソウシャボ待ちですが、「」は使われていません。
この場合もリューイーソウは成立するので覚えておきましょう。
また、發が入っていないリューイーソウは役満、發が入っていればダブル役満とするローカルルールもあります。
リューイーソウは他の役満と複合し得る
役満は役満以外の通常役と複合せず、ドラが乗ることで翻数が上がることもありません。
しかし、役満同士の複合は認められ、ダブル役満、トリプル役満と成ります。
リューイーソウと複合することのある役満を紹介します。
リューイーソウ+スーアンコウ(ダブル役満)
リューイーソウを構成する6種類の牌のいずれかで4つの暗刻と雀頭をつくることができれば、リュウイーソウとスーアンコウの条件を満たし、ダブル役満となります。
リューイーソウ+スーカンツ(ダブル役満)
リューイーソウを構成する6種類の牌のいずれか4つを槓子にできれば、リュウイーソウとスーカンツの条件を満たし、ダブル役満となります。
まとめ
リューイーソウは滅多にお目にかかれない役ですが、いつかはチャンスが訪れるはずです。
そんなときのためにリューイーソウのポイントである、
- リューイーソウは「」「」「」「」「」「」の牌しか使用できない。
- 6種類全手の牌を使用しなくても成立する。
- 両面待ちの安目、フリテンに注意
をしっかり覚えていつか訪れるリューイーソウのチャンスに備えましょう。