ツーイーソウ(字一色)は文字通り、字牌のみで4メンツ1雀頭をつくると成立する役満です。
麻雀に使用される字牌は「」「」「」「」「」「」「」の7種類で、それぞれ4枚あるので、合計は28枚。
手牌は14枚で構成されるので全字牌の半分を集めらければならないことになります。
この記事ではそんなツーイーソウの基本や注意点を詳しく解説していきます。
ツーイーソウのアガリ形
ツーイーソウ(字一色) | |
役満 | 鳴きOK |
ツーイーソウの基本条件
ツーイーソウは字牌のみでアガリの形に手牌をつくると成立する役です。
基本的にはトイトイと同じ形になり、槓子があっても成立しますが、ツーイーソウを目指しているのであれば、手牌を晒すカンは得策とは言えません。
出現率あは約0.0048%とかなり低いので、カンして他家に手を晒す理由は全く無いでしょう。
チートイの形でも理論上は可能です。全7種類の字牌すべてを対子にしなければならないため、更に確率は低くなります。
ツーイーソウを狙うときのポイント
ツーイーソウ決め打ちでなく他の役を意識する
ツーイーソウは配牌時に字牌多いからと言って決め打ちせず、他の役を目指しながらツモの流れを見て狙いましょう。
例えば、以下のような配牌です。
字牌が多いのでツーイーソウを狙えそうな気がしますが、といつになっている牌が少なく、暗刻もないのでツーイーソウまで進めるのは難しいです。
ホンロウやホンイツの目も見えるので、他の役を目指しながら打ち、ツモで字牌をどんどんツモるようでしたツーイーソウを狙いましょう。
上記のような配牌で「」「」を対子にできたら一気にツーイーソウが見えてきます。
鳴くタイミングを見極めて上手く手を進めることができたら上がれるチャンスはかなり高いですね。
鳴きは最小限に、なるべく役牌から鳴く
字牌のみで構成する役なので、捨て牌や、鳴いて手牌を晒すことで他家に手がバレやすいです。
なるべくカモフラージュするために鳴くときは役牌から鳴くのが良いでしょう。役牌を鳴いただけではツーイーソウ以外にもあらゆる手が予想できます。
2鳴き目まではまだ分かりづらいですが、3鳴き目をすると他家は警戒してくるので、鳴きは2鳴きまでに抑えられればアガれる確率はかなり上がるでしょう。
終盤にも他家から打牌される可能性は高い
捨て牌や鳴きが上手くカモフラージュできた場合、序盤にうまく手を揃えられなくても、まだチャンスは残っています。
基本的に字牌は序盤に切られる牌ですが、安牌や不要牌として抱えていた字牌が手が進行することにより、終盤に切られることはよくあります。
他家に抱えられている牌は捨て牌を確認すれば見えてきます。
しっかり確認して、生きている字牌はなにか確認しながら打ちましょう。
ツーイーソウは他の役満と複合し得る
役満は役満以外の通常役と複合せず、ドラが乗ることで翻数が上がることもありません。
しかし、役満同士の複合は認められ、ダブル役満、トリプル役満と成ります。
ツーイーソウと複合することのある役満を紹介します。
ツーイーソウ+スーアンコウ(ダブル役満)
字牌のみで4つの暗刻と雀頭を作れば、ツーイーソウとスーアンコウ2つの役満の条件を満たし、ダブル役満となります。
ツーイーソウ+ダイスーシー(トリプル役満)
東・南・西・北それぞれで刻子を作り、雀頭を字牌で作ればツーイーソウとダイスーシー2つの役満の条件を満たします。ダイスーシーをダブル役満とするのであれば、トリプル役満となります。
ツーイーソウ+ダイスーシー+スーアンコウ単騎待ち(5倍役満)
東・南・西・北それぞれで暗刻を、雀頭を字牌でつくり、単騎待ちでアガれば、ツーイーソウとダイスーシー、スーアンコウ単騎待ち3つの役満の条件を満たします。ダイスーシースッタンをダブル役満とするのであれば、5倍役満となります。
まとめ
ツーイーソウはなかなか出にくい役満なので、基本的にはホンイツやチンイツの目を残しながら狙っていきましょう。
ツーイーソウのポイントである以下の項目を覚えておきましょう。
- ツーイーソウ決め打ちでなく他の役を意識する
- 鳴きは最小限に、なるべく役牌から鳴く
- 終盤にも他家から打牌される可能性は高い
ツーイーソウのチャンスは突然やってくるものなので、きちんと理解して、来るべきときに備えましょう。