コクシムソウ(国士無双)の基本条件を解説！最大13面待ちの出現率の高い役満です【麻雀】

コクシムソウ(国士無双)はすべての么九牌(一・九・字牌)を1枚ずつ揃え、そのうちの1種類を雀頭とすると成立する役満です。

スーアンコウ、ダイサンゲンとあわせて、最も出現しやすい役満の一つでもあります。

チートイツと同じく、麻雀の基本的なアガリ形である「4メンツ+1雀頭」にならない特殊な役です。

この記事ではそんなコクシムソウの基本や注意点を詳しく解説していきます。

コクシムソウのアガリの形

コクシムソウは全種類の么九牌を揃えてどれかひとつを雀頭にすると成立する役です。略して「国士」と呼ばれます。

コクシムソウは別名「十三么九(シーサンヤオチュー)」といい、文字通り13枚の么九牌をすべて集めるという意味です。

配牌に么九牌が多くばらばらであればコクシムソウを目指せます。

コクシムソウを狙って手を進めていくときは、有効牌を引いたときの快感はひとしおです。役満の中ではアガりやすい方なので、配牌次第では狙ってみると良いでしょう。

大体は12枚の么九牌を揃え、そのうちの1種類を雀頭とした状態でテンパイすることが多いです。

このテンパイだだと「」待ちとなります。

雀頭を最後までつくることができずにテンパイすると13面待ちとなります。

コクシムソウを狙えるかは配牌によって決まります。

基本的に麻雀はタンヤオピンフを目指して手を進めることが多いため、么九牌は不要牌です。

このような配牌だと基本的なアガリまでは遠いですが、コクシムソウなら狙えそうな気がします。

コクシムソウがいくら出やすい役満だからといって、簡単に出るわけではないのでここから狙うか狙わないかの判断が必要です。

コクシムソウは配牌を見て么九牌が9種類であるときが狙い目です。

しかし、麻雀には九種九牌という「親の配牌時、子の第一ツモ時に么九牌が9種類以上あると手牌を晒すことで流局出来る」というルールがあります。

コクシムソウを狙う場合、九種九牌で場を流すか、そのまま続行してコクシムソウを狙うか判断する必要があります。

コクシムソウの出現率は「約0.032%」ですが、九種九牌からコクシムソウを上がれる確率は3%程とも言われているので、狙う価値はありそうです。

もちろん点棒の状況や得点差など、他にも判断要素はありますが、九種九牌以上ならコクシムソウを狙ってみても良いでしょう。

途中で降りるとしても、么九牌がおおいので安全に降りることができます。

上記のようなコクシムソウテンパイはどの么九牌でもアガることの出来る13面待ちです。

このようなテンパイからのアガリをダブル役満とするルールもあります。

一応はローカルルールなのですが、多くのゲームでも採用されているので、「メジャーなローカルルール」と言えるでしょう。

トラブル回避のために事前に確認することをおすすめします。

槍槓はテンパイ時に他家が加槓した際、その牌がアガリ牌であった場合に成立する役です。

通常加槓のみ槍槓となりますが、コクシムソウのテンパイの場合、暗槓でも槍槓が成立するローカルルールがあります。

一般的なルールではないので、事前にしっかり確認しておきましょう。

コクシムソウは13面待ちだとダブル役満となるルールがあります。

ダブル役満を狙ってあえてアガリ牌を見逃し、ダブル役満を目指した場合、以下のような手牌と捨て牌になります。

ツモ

すてはい

「」をツモってきたので、コクシムソウのツモアガリですが、ここではアガらずに「」を打牌したとすると、コクシムソウ13面待ちにはなりますが、フリテン状態となっています。

しかし、この場合、現物の「」以外はフリテンとならずロンアガリも出来るというルールがあります。

あまり一般的ではないルールなので注意してください。

コクシムソウは役満の中では出やすい役ですが、ローカルルールが多くて分かりづらい部分もあります。

ローカルルールはすべてを事前に確認することはほとんど不可能なので、確認できなかった場面に出会ったときはその場のルールに従いましょう。

コクシムソウは

以上をしっかり覚えてコクシムソウのチャンスに備えておきましょう。